ブラシを自分の好みに調整する

絵描きの世界では当たり前のようにブラシと言う言葉が飛び交います。

私もブラシはどういうものかは分かっていますが、何故ブラシと言うのだろうと言う疑問はありました。

一般にブラシと言うと何を思い浮かべますか？

掃除するときのデッキブラシやヘアブラシなどではないでしょうか？

なぜブラシと言うのだろうか？

こういった疑問を持ちながらも深く調べる事は今までありませんでした。

デジタルアートもブラシを使ってを描きますが、なぜブラシと言うのかを調べてもなかなかヒットしません。調べるまでもなく常識的なことなんでしょうか？

調べるとブラシはbrushの事だろうと思います。名詞や動詞的な意味もあるみたいです。

やはりブラシとは私がイメージした通りの言葉でした。ただ毛筆や画筆、画法などの意味もあるのですね？何となく想像はしていたものの初めて知りました。

さて、スタイラスペンで絵を描く時は基本的にブラシを使うと思います。

ペイントソフトによりブラシの種類は様々ですが、ほとんどのペイントソフトにはブラシを自分好みにカスタマイズできる仕様になっています。

好みのブラシがなければ自分好みにカスタマイズしてみましょう！

ブラシ設定による変化の仕方

ブラシのパラメータを変更してどんな変化があるのか画像を使って説明します。

ペイントソフトのProcreateを使用しています。

パラメータ項目

●間隔

●ストリームライン

●ジッター

●フォールオフ

以上の4つの項目があります。

これらの設定を変更するだけでブラシのニュアンスを自分好みに出来るでしょう。

では順番に解説します。

ブラシは一般的なマーキュリーを使います。設定を変更してどう変わるか見てください。

では初めに全てのパラメータを0％の時の状態をみてください。

通常はこの状態ですが、間隔のパーセンテージを上げてみます。

間隔のパーセンテージを78％まであげるとこうなります。パーセンテージを上げると点の感覚が広がります。つまり線に見えたものも点の密度が濃い為にそう見えたのだとわかります。

ではこの状態からジッターを上げます。

この様になります。ジッターとは点がランダムに動く割合と思えばよいでしょう。ジッターの数値を大きくすると全体的に点が散らばります。

ではフォールはどうでしょうか？

間隔とジッターの数値は元に戻しています。この状態でフォールのパーセンテージを上げます。すると描き終わり部分が半透明になっています。数値を上げていくと線のほとんどが透明になり見えなくなってしまいます。

最後にストリームラインですが、これは補正値になります。これは画像ではわかりにくいのですが文字を書いて比較します。

このストリームラインは文字を書く時に適していると思います。数値を上げると強烈に補正がかかり字の見栄えがよくなる気がします。

Penと書きましたが、上がストリームラインの補正なしで下が補正をかけた字です。

画像では僅かな違いしか感じされませんが、実際にタッチペンで書いてみると驚くほど違いが出ます。イラストで文字を書く時に適していると思います。

本来であれば画面左側の細かな設定を調整したらもっと細かく調整は出来ますが、上記の4つのパラメータを変更するだけでかなり変わりますので自分の好みの設定を見つけてください。

なかなかお気に入りのブラシが見つからなくても設定変更で好みに近づける事が可能です。

是非挑戦してみてください。