タッチペン スタイラスペンを試してみた!感想と評価
タッチペンで何が出来るのか?
タッチペンの可能性について色々とインプレッションしてみようと思います。
今回はタッチペンとiPadを持ってどんな事が出来るのか?感想と評価をしてみます。
それでは試してみましょう!
色々と試してもらうにはその道の人にやってもらうのが一番という事で、私の友人でもありSeekEra製品のデザインにも関わってもらっているイラストレーターのMAZZAさんにインタビューもかねて SeekEraタッチペンStylus The SirenとiPadで出来る事の可能性を探ってみようといった企画です。なかなか面白い企画でかなり有意義な時間でした。今後も連載って事で色々とやっていこうと思ってますのでご期待ください!
本題に入る前にMAZZAさんの紹介をしたいと思います。MAZZAさんはイラストレーターと紹介しましたが、絵描きといった方がいいのか、CGクリエーターといった方がいいのかとにかくアートに関して色々やっています。昔から知っていますが数か月にわたりヨーロッパをフラフラして絵を描いていた時や、オーストラリアでも色んな所にいってたようです。本人は巡礼と言っていましたが。と思いきや四国88か所巡りをしてお寺の朱印を集めながら絵を描いていたりと色んな活動をしています。
MAZZAさんのサイトです。
最近はCGを作っている事が多いようです。
いろんな視点を持ったMAZZAさんのペン先からはどんな絵が産まれてくるのか?
インプレッション開始
MAZZAさんにタッチペンとiPadを渡して直感で絵を描いてくれと無茶ぶりしてますw ごめんなさい…
しかも普段MAZZAさんの絵を描く環境はPCに接続している専用タブレットと専用タッチペンでPC画面を見ながら机にあるタブレットで描くスタイルです。ソフトもアドビのイラストレーターとかフォトショップが多いみたいです。ですからまったくいつもと環境が違う状況で試してもらいました。ちなみに今回の環境ですがiPadは第8世代でソフトはProcreateを使用しています。MAZZAさんは当然このソフトは初めてとの事で困惑していましたが、タッチペンを手に自分なりに使い方を探し出し、あたかも以前から使ってましたと言わんばかりのパフォーマンスを発揮するのでした!
それではいってみましょう!
2021年5月29日
今年は梅雨入りが早かったですが、この日は良く晴れて清々しい一日でした。初めカフェで絵を描いてもらおうと思っていたのですが近所の公園に行こうという事になり屋外でのインプレッションとなりました。
普段はバーベキュー広場として使用されている場所があったので、そこで絵描きスタート!
iPadとタッチペンがあれば場所を選ばずにどこでも絵が描けるって事を実体験として経験しました。(私が描いてるわけじゃないけど…)
屋外なので太陽光で明るくiPadの画面が反射して見にくかったのですが、タブレットカバーを上手く調整してiPadに角度を付けたら気にならなくなったそうです。
早速ペンを走らせるMAZZAさん。初めてのソフトで無茶ぶりしたのにさすがだなぁって思ってみてました。でもなんだか様子がおかしいんで後ろから画面覗いてみたら使い方を試行錯誤してました!w
あとで絵のタイムラプス(描き始めから完成までの動画)を見てみてください。試行錯誤してる様子もわかると思います。
少しするとだいぶ慣れてきたのか絵を描きはじめたようです。
なんだか少年が座っているようなものが見えてきました。
おっ今度はカタツムリでしょうか?レイヤーも使い分けているのが動画ではわかると思います。
まだまだこの段階ではラフというんでしょうか?ぼんやりと全体像を掴んでいるような感じです。
背景にも色が入りはじめ、地面も表現されてきました。この辺でボカシツールを使っているみたいです。葉っぱが描かれこの辺で梅雨をイメージした絵なんだなぁってわかってきます。まぁ今日は良い天気なんですがね…
この辺りから細かい部分に手を入れている感じになってきましたねぇ、影を表現してるのか?とにかく絵に奥行きが感じられるようになってきて立体感を感じるようになってきました。
終盤に近付き雨粒が描かれ始めました。これもボカシツールでうまく表現されていると思います。私にはカメラで写真を撮った時の様なピントがあってる部分とボケが上手くミックスしている状態に感じられました。少年とカタツムリにフォーカスされ、手前の雨粒はボケているような感じに見えますねぇ
本人はどこまで意識しているかわかりませんが、私にはそう見えました。
最後の仕上げとして全体に柔らかなブラシで不透明度を調整して仕上げているようです。それだけで幻想的な雰囲気になるもんですねぇ
これはタイムラプスで見ると良くわかると思います。
完成した絵がこれです!
凄い!の一言です。よくこんな短時間でしかも使い慣れてない環境で出来るもんだなぁと感心するばかりです。
タイトルは少年とカタツムリって感じでしょうか?そのままですが…
ブログ後半にインタビューとタイムラプスがありますんで是非ご覧ください。
インプレッション第2弾
思いのほか早く仕上がったので、私がわがままをいってもう1作品描いてもらう事にしました。
いったい今度はどんな絵が産まれてくるんでしょうか?
MAZZAさんもだいぶ慣れてきて、楽しくなってきたみたいです。多分頼まなくても描き始めた事でしょうw
今度は先ほどとは違い軽快にペンを走らせているようです。なんだか幾何学模様を描いているみたいです。そして模様をコピーするやり方を見つけたようです。少しづつ回転角度を変えたり大きさを変更したりと、どんどん模様が増えていきます。
また一つまた一つと増えていき、色の違う幾何学模様の束がもう一つ出来上がりました。そして山の様な背景が描かれ始めあれはアジサイかと気付くわけです。雲はどうやって描いたんでしょうか?タイムラプスをみるとスタンプの様に突然現れたように見えます。灰色の雲ですから雨が降りそうな天気なんでしょうか?
やはり雨が降ってきましたねぇ 雨が落ちてくるスピード感がよく表現されています。どんなブラシを使っているのか?雨粒を良く見ると細かな点々が描かれています。おそらくこういった細かなことが全体の印象を決定づけるんでしょうかね?
空はこのままかな?と思ったらやはり色が入りました。あぁ夕方だったんだと気付きます。綺麗なグラデーションでトワイライトタイムを上手に表現していますねぇさすがです!
これで完成みたいです。
6月の花、紫陽花ですね!(まだギリギリ5月ですけど)
インタビュー
ここからMAZZAさんにインタビューをしたいと思います。
二つの作品を描き終わり一息ついたところでSeekEraタッチペンのフィーリングや絵について等いろいろを聞いてみたいと思います。
私:普段の生活の中で絵やイラストに対してどんな感じで向き合っていますか?
MAZZA:普段特別に意識しているわけじゃないですけど、お菓子等の食べ物が入っているパッケージには意識がいく事が多いですねぇ。面白いものが多いんですよ!ですから自然と絵を描いてみたくなるというか、自分だったらこんなパッケージにしたいなぁとかいろんなアイデアが浮かぶ瞬間ですね!
あとは誰かにお土産をもらった時も絵を描きたくなる瞬間なんです。お土産をもらうと当然お返しを考えるんですが、なかなか良いものが思いつかないんです。それでいつの日か絵を描いてお返ししたらとても喜んでもらって、それからというもの何かをもらったら絵をお返しするって事をしてます。やはり誰かに喜んでもらえるって嬉しいし絵を描く原動力になりますから!
なるほど。どうやらMAZZAさんは絵をコミュニケーションの一つとして捉えているみたいです。とても面白い考え方だなぁと思いました。
言葉では伝わらない何かを絵は伝える力があるとも。
あと興味深い事をいってたのが、絵を描く人は良い人に見られがちだと。そんな事ないんだけどねとも!
私:昔と今でアートに対する考え方に変化はあった?
MAZZA:難しい質問ですねぇ、昔はただ美しいとか楽しいとかいう気持ちが大半を占めていたと思うんです。でも今は何かテーマというか意義というか上手く表現出来なんだけど何かを考えて描かなきゃいけないんだろうなぁって思いになってきてる気がします。
哲学的な事なので非常に答えに困窮していました。私なりの解釈ですけど、経験を積むにつれいろいろな事を学び出来るようになるとさらにより良い物を目指す。自分の中に成長がないと惰性で描いている様なそんな気になるのかもしれません。常に上を目指すからこその想いなのかなぁと思いました。
私:デジタルアート(PCなどを使用して描いた絵)に対してどう思いますか?
MAZZA:媒体が違うだけで根本的には何も変わらないですよ!ただ一つ言えることは道具によって絵の種類は変わるかなぁって思います。普通にペンと紙を使って描く場合とPCに向かって描く場合では僕の場合絵の種類が変わるんです。
今回はiPadとタッチペンでしたが、普段はこの様な絵はあまり描かないようです。PCで描く場合だと面を組み合わせて描く感じなのだとか。
私:普段の環境は机にタブレットを置いてPC画面を見ながら描いていると思いますが、今回の様な環境で描いた感想は?また違い等について教えてください。
MAZZA:PCで描く時と比べ、より直感的に描けました。とても良い感じでほんとにペンと紙で描いている様な感じです。このSeekEraタッチペンも他と比べたことはありませんが、ストレスはほぼありません。反応も申し分ないし、精度もいつもの環境と変わらないです。それどころか直感的に操作出来るので楽しくなってきました。自分も欲しくなってきましたよ!
自宅でPCで作業する時、僕は筆圧感知とか傾き感知とか一切使わないんですが、今回意識して傾き感知機能を使ってみてわかりましたが、選ぶブラシによっては作業効率が上がるし何より楽しかったです。このタッチペンは筆圧感知はないって事ですが、筆圧感知に関して僕は無い方が良いと思ってます。どうしても過敏に反応してしまうというか、ぶれるというか…デジタルアートには不向きなんじゃないかなぁ…ただ使いこなせてないだけといわれればそれまでなんだけど…
一つ、iPadの様にタッチペンで直接画面を見て描く事の欠点があるとしたら、自分の手が邪魔で見えない事があるって事ですねぇ…当たり前の事で、それが自然だろうけど、自宅で作業してる時はそれはないので…
あと誤作動防止のパームリジェクション機能ですけど、あまり意識しませんでした。ペン先にしか反応してなかったし手のひらが反応して思うようにいかないって事はなかったですよ。
MAZZAさんの描き方を見てましたが、手は常に浮かせて書いてました。それが本人にとって自然だったようです。iPadに角度が付いていたのと、机の角が腕を固定するようになっていたためか手を画面につけて描くといったシーンはあまり見られませんでした。ただある部分を拡大して描いていた時は手のひらをつけて描いていました。誤作動に関して意識しなかったって事ですからパームリジェクション機能はしっかり機能していたって事だと思います。
私:最後にiPadとタッチペンを使って絵を描き始めたいと思っている人に一言お願いします!
MAZZA:時と場所を選ばずに自由に描けるってところが最大の魅力じゃないかなぁ?今度は風景なんかも描いてみたいですね!あとソフトの機能なんだろうけど、タイムラプス機能ってすごい良いです。あとから自分の絵を見てもどうやってかいたんだろ?っていう事も良くあるんですが、タイムラプスなら手順が動画で確認出来るわけですから!
僕も欲しいです!
私:今回はありがとうございました。今後連載とかしたいのでこれからも宜しくお願い致します。
という事で有意義な時間を過ごす事が出来ました。
今後の連載も楽しみに待っていてください!
では今回の作品のタイムラプスをどうぞ!
SeekEra タッチペン iPad スタイラスペン 傾き感知 誤作動防止 磁気吸着機能 iPad専用 2018年以降iPad/iPad Pro/iPad air/iPad mini対応
商品紹介
関連情報
デジタル周辺機器|SeekEra(シークエラ)公式サイト
デジタル周辺機器ブランド【SeekEra】では、繊細なタッチやディテールにこだわる
イラストレーターにおすすめのiPad専用高性能タッチペンや、高解像度と高い
リフレッシュレートを安定して転送出来るディスプレイポートケーブルなど、
デザイン性と機能性を両立した、コストパフォーマンスの高いプロダクトを
提供いたします。
屋号 | アクトラクトjp |
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