iPadの音声入力を使ってみよう

iPadを使用する時は基本的にタッチペンを使用します。特に絵を描いたりフリーハンドで文字を書いたりしないときでも指替わりでタッチペンを使用する事が基本になっています。何というわけでもなく、普通にアイコンをタップしたりブラウザをスクロールしたりするときでも普通にタッチペンを使用します。

ただブログを書いたりするようなある程度長文のテキスト入力の時は音声認識機能を積極的に使った方が何かと便利だと思います。

私が良く使う方法をご紹介いたします。

以下の画像の様にマイクをタッチすると音声認識してくれます。

ブラウザで検索する時やメモ帳でテキスト入力する時に非常に便利です。

周りに人がいる時は少々使いにくいですが、一人でいる時は非常に重宝します。今はテレワークも多い事ですし使いこなせば作業効率は上がると思います。

音声認識機能を使った音声入力の技術ですが、かなり以前からある事はありました。ただその当時はあまり積極的に使おうと思う様な精度は無かったと思います。言葉をうまく認識してくれず常に修正が必要な感じで結局使わなくなりました。

しかし今はどうでしょうか？音声の認識機能は非常に優れていると感じます。よほど難しい文章でない限りかなり正確に認識するんじゃないでしょうか？

技術は進歩しましたが、これはマイクの性能が上がったから精度が上がったんでしょうか？
これは違うと思います。マイクの精度はおそらく依然とそれ程変わりはないと思われます。では何が向上したのか？ですが、やはりAIという事なんだと思います。

音声入力を可能にするためにはインターネットへの接続が必要です。一部オフラインでの音声入力がサポートされている場合もあるでしょうが、基本的にはネットに接続して使用します。つまり今は膨大な量の音声データを蓄積しており、そのデータを元にAIが精度のよい音声認識をするということです。

音声認識の技術とは？

音声入力の技術的な話になってしまいますが、AIは人間の様にどうやって言葉を認識するのでしょうか？

これにはいくつかの工程があるようですが、声を音響として認識して音の強弱や周波数、間隔等様々な特徴を分析するようなんです。

その分析結果をデータに変換してAIが認識出来る様にするわけです。そういったデータを膨大な量のデータから学習したパターンとの整合性を計算して最も近いデータを抽出するという事らしいです。
そうやって単語を認識してから単語同士のつながりを予測してより正確な文章を組み立てるのだそうです。ですからデータベースにデータが豊富に無いと照らし合わせるデータも少なく精度が低くなると思われます。ですから以前は文章の精度が低かったのだと思われます。

今は驚くほど正確な文章を認識してテキスト変換してくれます。グーグルがスマートスピーカーのAlexaを作ったあたりから精度が飛躍的に上がった印象があります。

音声入力とタッチペンとの相性は？

音声入力機能を使うと思いのほか便利な事に気付きます。使い方もそれほど難しくはないですし、スマホ、iPadならマイクもついていますのですぐに使用可能です。ですから是非試してみてください。その際、タッチペンとの相性の事をお話ししたいと思います。

私は音声入力とタッチペンの相性は非常に良いと思っています。タッチペンを片手に音声入力しています。

音声の認識がかなり向上したといっても時には間違った変換がされたり、人間側が言葉を間違える事もあります。私も使い始めの頃は音声入力する時に何故か緊張してよく間違えたものです。その間違えた時にこそタッチペンが活躍します。
iPadに関してお話ししますが、スクリブル機能がありますので修正が簡単なんです。間違えても該当部分をタッチペンで二重線を引くと削除されるような機能があるんですが、その機能を使うと音声入力機能がさらに活きると思うんです。

以下のブログを参照してください。

タッチペンの為のスクリブル

以下画像はこのブログを書いている時の画像ですが、画像の様にタッチペンで二重線を引くとその部分が削除され新たに音声入力が可能になります。

こういった機能をスクリブルと言いますが、スクリブルはもっと沢山の機能があります。こういった機能を使うにはタッチペンが必要ですので音声入力とタッチペンの組合せは非常に優れていると言えるでしょう。詳細はタッチペンの為のスクリブルのブログを参照してみてください。

こういった使い方は今後スタンダートになってくるんじゃないでしょうか？

非常に便利な機能だと思いますので是非使いこなしてください。