タッチペンのペン先でiPadの画面は傷ついてしまうのか？？

弊社ではSeekEraのiPad専用タッチペンを販売していますが、たまにお客様から以下の様な質問を受ける事があります。

iPad画面の保護フィルムはどんな物が適しているか？

おそらくほとんどの購入者は画面保護の目的で保護フィルムを検討するのでしょう。タッチペンを使用すると画面に傷がつくかもしれないといった思いからと想像します。

画面保護の意味では確かにフィルムを貼った方がいいのかもしれませんが、それはiPadを落とした時に画面を保護する等には有効かと思いますがタッチペン使用による傷つき防止ではあまり意味はないかなぁと個人的には思います。

私も個人的にiPad及びタッチペンを使用する利用者としての感想です。

保護フィルムにも様々なタイプがありましてアンチグレア（外部からの光が映りこみにくい）ペーパーライク（紙の摩擦係数に近い）などです。

それぞれにメリットデメリットはあるでしょうが、私個人的には何も無いのが好みです。

iPadの画面はガラスですが、タッチペンのペン先との摩擦はあまりなくツルツルしてる感じです。ペン先を画面に当てるとコツコツ音がするのも特徴でしょうか。保護フィルムを貼ると種類にもよると思いますが、摩擦抵抗が増えてコツコツ音が減る感じがしますね！

使い心地という面では完全に好みの問題といったところでしょうかね？

絵を描く人はおそらくなんですが、ツルツルの抵抗があまりないよりもペーパーライクな紙に描いている様な感じのフィルムがいいのかもしれませんが、私の友人の絵描きは何もない方が好みだそうです。特に絵描きさんは描き心地もそうなんですが、色合いに凄いこだわる人が多いようでフィルムをはると僅かに色合いが変化するのを嫌うとか。

フィルムを貼る貼らないは好みの問題と言えそうですが、タッチペンを使う事で画面が傷つくのか？についてですが、私は以前からタッチペンでフィルム無しのiPadを使っていますがペンの影響で傷がついた事はありません。少なくとも普通に使ってる分には気になるような傷はつかないですねぇ

ガラスって結構固い

固さを表す表現に硬度がありますが、ガラスってかなり固いようなんですよ！ガラスにも種類があるみたいですがね。

モース硬度といって引っかき傷に対する固さみたいなんです。

硬度が1～10まであって最高硬度は10でダイヤモンドなんです。ダイヤモンドは物凄く固いって事はみなさん良くご存じだと思いますが、ガラスはというと5～7程なんだそうです。これだけだとあまりピンときませんが、では鉄はというと硬度は5なんです。これは少し驚きではないでしょうか？

当然柔らかいものと固いものでどちらが傷つくかはわかりますよね？

鉄とガラスはほぼ同じ固さなんで、条件にもよりますが傷はつかない事になります。

では肝心のタッチペンのペン先は？って事になるわけです。

SeekEraタッチペンに使用しているペン先はPOM素材を使用しています。POMとは軽量で削れにくいプラスチックなんですが、いくら削れにくいといってもプラスチックです。プラスチックはモース硬度2だそうです。

POM素材は削れにくいプラスチックなんですが、それは固いからというよりも摩擦抵抗がすくなく滑りやすい素材って事だったと思います。

こういった素材をペン先に使っているので硬度の固いガラス面は基本的には傷つきません。

iPadはタッチペンで擦ったりしますのでなんとなく傷つく、削れるイメージがあるかと思いますが、科学的な視点から考えてそんな事はないと言えそうです。

科学的視点から考察してみました。

ではペン先が削れるのか？？

タッチペンを長く使っていると削れてきます。

特にSeekEraタッチペンはペン自体に転がり防止のフラット加工が施してある為、いつも持つところが同じなのかペン先も画面にあたる部分が同じなんでしょうか？削れてきます。

削れるといっても指で触ると削れている事がわかる程度なんですが、明らかにペン先にフラットスポットが出来ます。消しゴムで同じところばかり使うと平になりますがそんな感じです。多少削れても使い心地が凄く悪くなるわけではありませんが、微妙なペン先のタッチにこだわる人は気になるかもしれません。

SeekEraタッチペンは交換用ペン先を同梱しておりますが、交換用ペン先セットも別途販売はしておりますので、もし削れてしまっても大丈夫です。

今回は科学的な視点からiPad画面の傷付きについて考察してみました。