タッチペンで絵を描くシリーズ

タッチペンの可能性について色々と探ってみましょうっていう企画の第4弾です。

タッチペンとiPadを持ってどんな事が出来るのかをイラストレーターのMAZZAさんに試してもらっています。

MAZZAさんの紹介を簡単にします。

SeekEra製品のデザインにも関わってもらっているMAZZAさん。サイトでいろんな絵やCGを公開しています。

MAZZAさんのサイトです。

http://surikomi.blogspot.com/

前回の振り返り

さて前回に引き続きカフェにて絵を描いてもらっている続きです。

前回の絵はカフェの風景を絵にしてみてと言う注文に答えてもらいました。

これです！

こんな感じで絵本に出てきそうな絵が出来上がりました。

次はどんな感じになるのでしょうか？ 

Lets Drawing!!

何やら背景から描き始めたようです。前々回の金髪の女性の描き始めに近いなぁと感じました。タッチペンを寝かせて線の太さを調整しているようです。背景を塗りつぶしたりするには傾き検知機能が活躍するようです。

前々回はこれです

またもや描き始めながら何を描くのか決まってない感じなんでしょうか？

私はリアルドローイングと言って、写真かと思うような絵を見るのが好きで、描かれる工程の動画がありますが、風景を描く時なんかは背景から描かれるみたいです。工程のはじめのほうはこれがどうやったら写真のようにリアルになるんだろうか？と思うのですが動画が進むうちにどんどんとリアルになり、まるで写真のように描き上がるのです。形を忠実に再現するのはもちろんですが影の使い方が絶妙なんだなぁと思います。

タッチペンでリアルドローイングをやってもらいたいなぁとは思うんですが、話を聞くとジャンルも全く違うし手法も全然違うようです。今度わがままを言って頼んでみようかなぁとは思ってますが。

つぎに両サイドに茶色の壁が描かれました。これはすぐにレンガだと気付きます。レンガ部分をよく見ると背景の黒が透けて見えるところとあまり見えないところがあります。少し細い線も混じっているように見えますね。単に塗り重ねの結果なのかペンの傾きによるニュアンスの違いなのかタイムラプスからはなかなか読み取れませんが、味を感じる部分ではあります。

こういう感じって誰でもなんとなく適当に描けるってイメージがあるんですが、そうではないのは私も絵を描いたことがあるのでわかります。違いって何なんでしょうか？

レンガに線が入り、少し違う茶色で線をトレースしています。たぶんこういったところが経験のある人とそうでない人の一番の違いなのかなぁと思います。

タッチペンの傾きを利用した描画

ここから中央にお化けが描かれるのですが、タッチペンを立てて描いたり寝かして描いたりしてお化けが出来上がってきます。似たような色で光や影を表現してるのかなぁと思いました。経験がないとなかなかそんな発想にはならないんですよねぇ。これがないと立体感がなく、メリハリのない絵になるんでしょう。私もやってみたくなりました。

最後に黄色っぽい物は何を表現してるんでしょうか？埃かなぁ？

スタンプのような物かもしれません。はじめからこういった形のブラシもありますからそれを上手く使っているのかも。

このお化け、どこかで見たような気が？と思っていたら一個前のカフェの風景の絵にお化けが居ましたねぇ？そのお化けと同じでしょうか？

本人に聞いてみないとわかりませんが。

これが完成した絵です。

なかなか愛らしいお化けですね？レンガの間から覗くって構図がいいのかも？？なんとなくスーパーマリオを思い浮かべた私でした。

タイムラプスはこちらです。どうぞ！