サクラチェッカーの利用者が増えている？

サクラチェッカーというサイトを聞いたことがある人、または利用した事があるよという人はいるでしょうか？

そもそもサクラチェッカーって一体何？と思われる人もいると思います。

サクラチェッカーとはどういうサイトなのかを書いているブログがありますのでそちらを参照してみてください。

サクラチェッカーとは！？使い方！ECサイトの商品レビューをどうみるか？

一言で言えば EC サイトにおける商品レビューの信憑性をチェックするサイトになります。数年前にできたサイトのようなんですが、私の肌感覚では利用者が右肩上がりに増えているんじゃないかなあと感じております。

そもそも私がサクラチェッカーを知るきっかけになったのは、弊店からご購入頂いたお客様からのご意見ご感想から知りました。

商品のお問い合わせは度々受けるのですがその質問に答えているとご購入いただけることが多いです。そういったお客様から聞いたのですが、タッチペンを探してるお客様がサクラチェッカーで検索をしたところ弊店が扱う iPad タッチペンが総合1位になっていたとのこと。私も気になり早速調べてみたのですが、確かに総合1位として 弊店が扱うSeekEraタッチペンが評価を受けておりました。なるほどこういったサイトがあるのだなあと感心したものですが、私も気になりどこまで使えるのか？私なりにいろいろと検証してみました。

私の個人的な感想ではありますが、レビューについての評価はどういう訳か、かなりの精度でサクラレビューがそうではないのかを見抜けているのだなぁと感じました。

健全に商売をやられてる方が評価されるのは非常に良いことだと思うので、このサクラチェッカーがもっと一般に広まってくれたらいいなぁという思いでこのブログを書いています。

サクラチェッカー

商品購入を決定するまでの流れ！

そもそもサクラレビューが横行するのは何故なんでしょうか？

これは EC サイトの中でも代表される Amazon を例にとってお話ししますと、Amazon 内での商品の評価は色々な評価基準があるのですがその内の一つとしてレビューの数というのがあります。（現在では単純にレビューの数が多ければいいというものでもなく質が求められているようですが…）やはりレビューの数が多いと Amazon 内での評価も上がる傾向にあり検索をするとより上位に表示されるわけです。ですから販売者としてはレビューの数を増やしたいがためにサクラレビューが増えてしまうという実態があります。アマゾンもこれを問題と捉えているようで色々な改善策を打ち出しているようですがどうやら根本は変わっていないようです。

皆さんは例えば Amazon で商品を購入する時どういうような流れで購入を決定するでしょうか？もちろんさくらレビューは信用出来ない、よくないものと捉えている方がほとんどだと思いますが、レビューすべてに目を通す人はまずいないでしょうが、商品を購入する時にレビューをみる方が大多数ではないでしょうか？そしてレビューの数も少ないよりは多いものという単純な考えで選ぶ方も多いと思われます。

人によってはまずレビューの数の多い順からソートをかけて一番多いものを選ぶという人もいるそうです。もちろん金額はどうだとか商品の機能、内容、デザインと判断基準は色々あると思いますが、レビューの数というのもそれなりに重要な部分を占めてる感じです。最近はサクラレビューがあるということを認識してる人は多いですし、購入者も賢くなってきているのでそこまで単純ではないかもしれませんが、やはりレビューの数というのは購入者の心理に働きかける何かがあるのでしょう。

集団心理ということを聞いたことがあると思います。例えば次のような実験があります。

街中で見知らぬ二人が特に何があるわけでもない空を見上げています。ここまでは周りの人も特に気にも留めず通り過ぎるのですが、空を見上げる人が2人から3人になった途端に周りの人もいったい上に何があるのだろうか？と気になり始め、同じように空を見上げる人がどんどん増えるそうです。

これは集団心理の典型的な例ですが、どうやら人というのは3人ぐらいから集団とみなすようで自分自身も集団の一員だという心理が働くからと思われるのです。この例は、商品レビューとは一概に紐付けはできないかもしれませんが、当たらずとも遠からずという良い例ではないでしょうか？

例えば同じ商品がありレビューがいくつか付いているものと全くないものとではどうでしょうか？

レビューがひとつもついてないと購入をためらう方がほとんどではないでしょうか？

もちろんレビューがついていない理由はいろいろ考えられます。どんな商品でも販売開始時期がありレビューがひとつも付いてないという時期は初めには必ずあります。本来は良い商品であってもやはりレビューがないと不安になるものですよね？これは致し方ありません。しかしだからといってさくらレビューを利用し単純に数だけを増やすというのはいかがなものかと思うわけです。

購入者が購入決定にレビューを重要視するという背景がある以上なかなかこれは変わらないと思います。購入者側が賢くなっていけば自然とさくらレビューも減っていくのではないでしょうか？

サクラチェッカーの信憑性と使い方

さてサクラチェッカーのレビュー評価の信憑性についてですが、かなりの精度で見分けてるという印象があります。サクラチェッカーのサイトにも概要ではありますが、どのような評価基準で評価をしているのか、またその手法など簡易的に書いてあります。それによると全て AI が判断しているというわけでもなさそうなんですねぇ。評価の手法の詳細までは正直なところよく分かりませんが、確かに色々試してみたところ精度が高いと言えそうです。

サクラチェッカーはレビューを評価すると言われていますが、よくよく調べてみるとレビューだけでなく販売している店舗の信頼性のようなものも総合的に判断しているようなんです。例えば自社ブランドであればそのブランドのウェブサイトがあるかどうか？また Amazon の店舗連絡先に電話番号が記載されているかなどなどです。つまり真っ当にビジネスをやっている店舗かどうかというのをレビューも含め総合的に評価をしているということになるでしょうか？

ただ誤解なきように一言付け加えておきますがサクラチェッカーで評価が悪かったといって商品が粗悪品であるかどうかというのはまた別の話だと思います。商品の善し悪しを評価するサイトではないということですね。

ただ同じ販売者としての立場として言えばたとえ商品が悪いものでなくともサクラレビューで表面的にレビューの数を良く見せたりするのはあまり気持ちのいいものではありません。EC サイトでの販売は背に腹はかえられぬという気持ちもよくわかります。どれだけ良い商品でもお客様に見てもらえれなければないのと同じです。しかし昨今購入者のリテラシーも非常に上がってきており表面的な飾り付けだけではなかなか通用しないような時代がやってくるかもしれません。

物事の本質を見抜くそういった購入者が増えれば自然とサクラレビューは少なくなっていくのではないでしょうか？

皆さんも気になる商品があれば一度サクラチェッカーで調べてみるのもいいでしょう。

サクラチェッカーの評価も含め総合的に判断してみるのも良いのではないでしょうか？色々な発見があると思います。