天才か反逆者か!?バンクシー展に行ってきた
先日バンクシー展に行ってきました。場所は愛知県名古屋市の旧名古屋ボストン美術館です。
「天才か反逆者か」対義語にしてはおかしな表現だなぁなんて思いながらもバンクシーには少し興味があったのでチケットを予約して出掛けてきました。
こういったイベントで写真撮影が許可されているのも珍しいのかもしれませんね。
バンクシーがどういう存在なのか、皆さんもなんとくはご存じでしょう。世界中の町の壁などに一夜にして絵を描いてしまう人ですね?
ですから美術展といってもどうやってやるのだろう?といった興味もありました。
壁を取っ払って持ってくるわけにもいかないので、写真を展示してあったり構造物のレプリカを作って展示する手法でしたね。
そもそもバンクシーのアート自体に興味があったわけでもないんです。ただのスプレーアートといったら怒られてしまいそうですが、絵そのものの芸術的価値があるわけではないと思うんです。それに作品を色々見ましたがどう考えてもバンクシー1人で描いたとは思えないものもありました。バンクシーは人ですが、ある程度の人数がいる組織なのかな?と思ったりします。
いったいバンクシーはどこの誰なんだ?といった議論も良いですが、バンクシー展で見るべきところは彼の政治的メッセージにあるでしょう。深い思想があって、世の中に訴えるためにテロリスト的に落書きの如くアートの残すというのがバンクシーのやり方って事ですね。
バンクシーの主なメッセージですが、私が感じたのは反戦と経済優先の世の中、この二つかなと思いました。それらを皮肉たっぷりにそしてユーモアセンスも忘れずに表現するのがバンクシーなのかなと解釈しました。
アートの価値って何だろうか?
明確な答えがあるわけではないでしょう。アートの価値は人それぞれです。数字で表せるものではありません。
有名なアーティストの作品を、ここが素晴らしいとか、技法が素晴らしいとかいくらでも言う事は出来ると思います。しかし私にはどうしても価値の後付け的に感じてしまう事があります。素晴らしさの説明を聞くとなるほどとは思いますが。
しかしアートの価値は目に見えるところだけではないと思います。アートの価値には作者のバックボーン的な事柄を大いに含んでいるのではないかと思うのです。
有名になれば作品うんぬんよりあの人の作品だからといった事が重要になってくるんだと思います。そしてその作品をよく分析してみるとあらゆる技法が使われていて、やはり素晴らしいのはこういった理由からだったのかと他の人が勝手に持ち上げてくれます。逆にそれがないとどれだけ素晴らしい作品も世の中に無いのと同じになってしまいます。
世の中には没後に有名になった人って沢山いるわけですよね?
作者のバックボーンが周りの人により美化されそこに価値がついていくって事も十分ありえます。
それを考えるとアートの価値っていうのはアートそのものではない何かが結構重要なのかな?なんて思うわけです。
音楽でも似たようなモノです。音楽を通じて伝えたいメッセージがあるとします。メッセージの種類にもよるでしょうが、強いメッセージはよりパンク的になり、その先は音楽そのものが邪魔になり最終的にはお経的になるというなんとも笑えない話がありますが、いったいアートの価値ってなんだろう?と自問自答する事はあります。
バンクシーも有名になる前はどうだったんでしょうか?
名もない人が壁に落書きしたら下手したら逮捕ですよ?でもバンクシーの絵は保存されたりオークションにかけられたりするわけです。
ただバンクシーは政治的メッセージが強いので、バンクシーといえども消される絵はあるようですね?
アートの事を見つめ直す良い機会になりました。
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