デイジーチェーンとは電子機器を数珠つなぎにすること

デイジーチェーンとはハードウェア同士をケーブルで接続するような意味です。タイトルにあるようにディスプレイポートケーブルによるデイジーチェーンはモニター同士をケーブルで接続する方法になります。PCのモニターを2つ以上接続する場合、普通はPCからモニターにそれぞれ接続しますが、ディスプレイポートであればモニターとモニターを接続するデイジーチェーンで接続する事が可能なのです。もちろん他の機器が対応している必要はあります。

●　OSがWin10か8.1である必要があります。

●　GPU（グラフィックボード）がディスプレイポートMST対応である事。（マルチストリームトランスポート）

●　モニターはデイジーチェーンに対応している事。

●　ケーブルはディスプレイポートケーブルである事。

以上の条件が整っていればデイジーチェーンが可能です。

デイジーチェーンのメリットはモニター同士での接続が可能なので配線周りがスッキリするという事でしょうか？私のPC環境はモニターを3台使用していますがデイジーチェーンではありません。PCのグラフィックボードから3台にそれぞれケーブルで接続しています。理由はグラフィックボートの出力が4つあるという理由と、モニターがデイジーチェーンに対応していないという理由です。デイジーチェーンにするためにモニターを買い替える程のメリットは無いと思うので通常の接続で使用しています。

もしデイジーチェーン対応のモニターを使用していて、さらにモニターを追加する予定があるのならば対応のモニターを買ってデイジーチェーン接続したら配線をスッキリとさせる事が可能です。今のところデイジーチェーンに関してはそれ以上のメリットがあるとは思えないのですが、接続方法うんぬんよりモニターをデュアルやトリプルにする事の方がメリットは大きいです。

マルチディスプレイによる効果はいかに？

昨今はテレワークがかなり浸透し、在宅でPCに向かいながら仕事をしている人が相当数いると思います。仕事ですから作業効率は考えると思いますが、マルチディスプレイにすると作業効率が相当あがるといったデータがあります。いろいろな調査機関が調査しているようですが、シングルディスプレイよりデュアルディスプレイにすると約40％作業効率が上がると言われています。

私もディスプレイをデュアルにしたときは相当にパフォーマンスが上がったなぁと体感しました。現在の環境はトリプルディスプレイですが、シングルからデュアルにした時ほどの効率アップは無いかもしれません。2台は常に使って3台目は限られた作業にのみ使うって感じです。

webサイトを見ながら別画面でエクセルで作業をするとか、グーグルドキュメントで音声をテキスト変換し別画面でペーストしたり、ZOOM等のオンラインミーティングをやりながら別画面で作業をする等、非常に効率よく作業を進める事が可能です。

PCのデスクトップとは文字通りデスクトップであり、現実世界の机の上と同じ感覚です。狭い机と広い机の差を考えたらわかりやすいでしょうか？当然広い方がなにかと便利です。沢山物は置けるし整理整頓がしやすいです。

ディスプレイが広ければいいのか？

デスクトップが広い方がいいのは解ったけど、モニターを2台にするのではなく1台で大きなモニターにしたらいいんじゃないか？と思われる方もいるかもしれませんね？
確かに中にはすごく大きなインチのPCモニターがあります。デスクトップの面積は2台にするより大きいかもしれません。しかし、不思議と作業効率はモニターを2台にした方が上がります。すごく大きなサイズのモニターを使用している人達って私のイメージだと設計をやる人だとかデザイン系の人達でしょうか？そういう会社にいくと比較的大きなモニターを使っている割合が多いと思います。

OSの機能でシングルディスプレイでもきっちり左右2画面にする方法はありますが、やはりデュアルディスプレイにはかなわないと思います。

私は音楽をやるのですが、レコーディングやミキシング、マスタリング等をDAWで行いますが、特にミキシング、マスタリングになると立ち上げるアプリケーションも多くモニターが3台あった方が良いと思う時もあります。

こんな感じです。

写真を見ながら別画面で絵を描くといった使い方にも適していると思います。

テレワークが今後スタンダードになってくるかもしれません。この機会にマルチディスプレイを試してみてはいかがでしょうか？一度経験するとシングルの環境には戻れないくらい快適な環境が手に入ると思いますよ！