専用タッチペンと汎用タッチペンの違いはいかに？

スマホやその他タブレット全般に使用できる汎用タッチペンと iPad 専用タッチペンとの違いについて色々と考察をしていきたいと思います。

ではいってみましょう！

まずそれぞれのタッチペンの違いについて簡単に説明しますが
汎用タッチペンはスマホや各種タブレット等、機種を問わずに使用出来るペンです。それに対して専用タッチペンとはある特定の機種に対してのみ反応するよう設計されたモデルで良くあるのがiPad専用タッチペンです。それ以外のスマホ、タブレットには反応しません。
　

ここでいうタッチペンは静電容量式（ペン自体が電流を発生させる方式）であり、導電式（基本的に指と同じと考えてOK）は考慮していません。

汎用タイプはスマホの様な画面に基本的に全て反応するので、機種を選ばずに比較的安価な物が多いと思います。

専用タイプは特定のタブレットにしか反応しません。
専用タイプといっても、Wacom等の液晶タブレット（液タブ）は除外しますね。ここでいう特定のタブレットはiPadの事です。

どちらのタイプのタッチペンがいいかって事ですが、使う人の用途によりますし価格の違いもあるのでなかなか一概には言えませんが、機能に関していえば専用タイプの方が優れている場合が多いです。そりゃそうですよね？特定の機種に特化して設計しているわけなので。

汎用タイプではほぼ全ての機種に対応していると言いましたが、中には相性なのかうまく使えないなんて事もあり得ます。

しかし専用タイプであれば、それは無いわけです。それに特化している事により受けられる恩恵も色々とあるわけです。

そのあたりを少しずつ紐解いて行きましょう！

専用タイプならではの疑問？

専用タイプは特定の機種にのみ反応すると言いました。しかしここで疑問に思った人はいませんか？

タッチペンは自らが電流を発生させ、画面がそれを検知するのであれば何故、専用タイプのものは他機種の画面には反応しないのだろうか？？

電流を発生させているんだから、反応はするんじゃないの？

そうです。確かにそうなんです。いったい何故なんでしょうか？

例えば専用タイプに代表されるタッチペンといえば Apple Pencil になるでしょう。
Apple Pencilは電流を発生させる以外にbluetoothでiPadとペアリングをしています。ペンとiPadで通信しあって現在のペン先の位置やペン先以外に反応しなくする事をしていると思われます。

ですから色んな機能も使えるし、精度も非常に優れているというわけです。
ただし価格が非常に高いのがネックですねぇ…　現在はApple Pencil2 もありますが、いずれも1万円以上はすると思います。性能が良いとは言えなかなか手が出ない価格ですねぇ…

ここで注目してもらいたいのが、Apple Pencil以外の専用タイプタッチペンです。Apple Pencilの技術を使用したタッチペンになりますがこれが非常に良いのです。
bluetoothによるペアリングは出来ませんが、Apple Pencilとなんら遜色のない反応スピードと精度の高さ、そしてペン先以外に反応しないパームリジェクション機能も搭載したモデルもあります。しかもペンの傾きを検知する機能もあり、傾きを変化させたことによる線描のニュアンス変化まで再現出来る優れものです。（そういう機能をもったモデルもあるという事）

何より価格です。だいたい3000円～5000円くらいではないでしょうか？
これはもうApple信者でもない限りこちらの専用タッチペンを選んだ方が良いのではないでしょうか？（ただしそこはAppleです。Apple Pencilにしか出来ない機能がもちろんありますのでその機能が必須の人にはApple一択でしょう。筆圧感知機能等）

しかし、またまた疑問が出てきます…
Apple Pencilはbluetoothでペアリングしているので感覚的に理解出来るのですが、その他の専用タッチペンはペアリング無しで傾きを感知し、手のひらに反応しないパームリジェクション機能もあるわけです。何故なのか…？確かに精度も反応スピードもAppleと比べてほぼ変わらないですし、いったいどんな仕組みなのか？開発者に聞いてみたいですが…
おそらく専用のチップの様な物が組み込まれているのだろうと思います。

何れにしても精度も高く、反応スピードも申し分ない、傾きも感知するしパームリジェクション機能もある。しかも価格が安いときたらほとんどの人はその他の専用タッチペンのが良いと思うんじゃないでしょうか？

使用感の検証

ここでiPad専用タッチペンと汎用タッチペンを使いながら比べてみようと思います。

3種類用意ました。

iPad（第8世代）のメモ帳を使用して検証しようと思います。

比較しやすいように検証の方法は3種類とも同じ内容にします。書くスピード及び内容、ペンの角度等々。

〇まずは以下の汎用タイプタッチペンです。この3種類の中では一番安価な物です。

このタッチペンで検証しようとしましたが、メモ帳だと反応してくれません。iPadはこのペンで反応しますが、メモ帳でフリーハンドで描く事は出来ないみたいです。
考えてみたら指でもメモ帳は反応しないんですねぇ？
って事でprocreateという絵を描くソフトで検証する事にします。

検証中と書きました。ごくごく普通のスピードです。1と2にわけてますが、1では手を画面につけて書きました。手に反応してしまいペン先が上手く反応してくれません…
何が書いてあるのか判別は出来ないですねぇ

という事で2は手を浮かして書きました。そうすると検証中としっかりと書けました。しかし反応が鈍いので常にペン先からわずかに遅れて線が描けるという感じです。こうなると普段字を書く時に意識しない事ですが、既にかけた字を見ながらバランスを取りながらペンを動かしてるのかなぁと実感します。反応が遅いと非常にストレスを感じますねぇ…これでも特別に早く書いたわけではありません。走り書きの様なスピードだとおそらく途切れてしまうでしょう。

ちなみにこんなものがあったりします。

画面に直接触れない為のグローブです。これをはめたら手に反応する事はないですね。

次にペンを寝かした状態から徐々に立てて描画してみました。左から右に書いてます。

傾斜感知も無いので常に同じ線の太さで変わりません。

〇次に以下のiPad専用タッチペンで検証します。

検証中の文字テスト

1も2もほぼ同じような感じで描けました。（字が下手なのは許してください…）
1番で手を画面に着けて書きましたが、ペン先にしか反応せず何も問題なく書けます。かといって指先で操作してもしっかりと反応するんです。ペン先と指でどちから先に接している方が優先されるような感じです。

次に線のニュアンスについてです。

わかりますでしょうか？左側がペンを寝かせています。右にいくにしたがって立てています。線のニュアンスが違いますよね？これはかなり感覚的に絵がかけたりするんじゃないでしょうか？

〇最後にiPad専用タッチペン　SeekEra Stylus The Siren です。

検証中文字テスト

先程のタッチペンと同じような感じです。かなりの走り書きでも追従してくれそうな感じですね。

ニュアンステストはどうでしょうか？

こちらもしっかりとニュアンスの変化があります。選択したブラシの種類にもよりますが、このブラシは色の濃淡が変化するみたいです。ブラシによっては明らかに線の太さが変わるもの等があり、種類によってニュアンスの変化の仕方が変わるみたいです。何れにしても傾きをしっかりと感知していますね！

ブログ書きながら思いましたが、せっかくiPad使ってるんだからもっとカラフルに色を使えばよかったと思ってます…

検証結果

いうまでもなくiPad専用タッチペンがおすすめです！スマホでも使用するなら汎用タイプを選ぶしかありませんが、iPadで使用するならば断然iPad専用タイプが良いです。
特に絵を描いたりする方には間違いなく専用タイプをおすすめします！実際に使用したら良さを実感出来る事と思いますよ！

その他の機能としては自動スリープ機能等もあったりします。バッテリーも連続しようと10時間以上は使用出来るので良いと思います。

iPad専用タッチペンとして SeekEra では Stylus The Siren というタッチペンをリリースしています。

専用タッチペンも色々とありますが、Stylus The Sirenは転がり防止のフラット加工が付けてあったり、マグネット吸着機能やスリープ機能、ペンの長さや重さにもこだわったタッチペンになります。あとは数ある同じようなタッチペンの中でデザイン性にもこだわり、ペンにStylus The SirenのLOGOをあしらえました。

Stylus The Siren 魅惑的な歌姫のスライラスといった意味になります。

是非とも使ってみてください。