速く走るためのテクニック2
2021年8月、今年も暑いですね!
真夏の暑い時期はバイクで走る気にはなかなかならないのですが、なんとなく気が向いて久しぶりに走りました。
やはりバイクはいいですね!車と違って開放感があるし操作している感じがダイレクトで高揚感を感じやすいです。
ここ数年は速く走る事からすっかり遠ざかっていますが、元々好きなんでバイクに乗ると速く走る事を思いだします。
以前はスーパースポーツに乗ってサーキットにも良く行っていましたが、今はスポーツネイキッドタイプでタイヤもツーリングタイヤでのんびり走っています。
今はサーキットも行かず公道しか走りませんし、峠道を軽く流す事をするくらいですね。
ただ速く走る技術を身につける事は安全にもつながるという考えを持っています。速く走れるという事は、同じスピードでもより余裕をもった操作が出来る事にもつながりますからね。
ただ練習をするにしても安全を確保しなければなりません。サーキットに行けば色々な経験が出来ます。行ける機会があれば是非行ってみてください。
ブレーキングを極める?
速く走る為のテクニックとして前回はタイヤの使い方について触れました。タイヤをいかに上手に使うかが速く走る事の決め手になるという事ですね!
今回はブレーキングについて考えてみようと思います。
タイヤについてのブログ
車にも同じような考え方が出来ると思いますが、主にバイクに主眼を置いて話を進めます。
さて速く走ろうとするとコーナー手前までいかにブレーキを我慢して奥まで突っ込めるか?なんて考えがちですが、決してそうとは言えないという事を始めに言っておきます。
ブレーキをコーナー奥まで我慢して突っ込む事をレイトブレーキングなんていいますが、あれは速く走る為というよりはパッシングのテクニックと考えたほうが良いです。実際にそういった走り方はタイム的に考えると速くない場合がほとんどです。まずはそれを前提にフルブレーキングについて考えてみたいと思います。
フルブレーキング
タイヤのグリップ限界をギリギリまで攻めたブレーキングといったところでしょうか?とにかく出来る限り短時間で減速をするブレーキングですね?
昔は良く練習しました。どこまでブレーキを強くかけたらタイヤがロックするのか?その寸前を感じられるか?そしてその瞬間ギリギリを維持してブレーキをするわけです。
個人的な印象ですが、タイヤの限界って思っている以上に上にあるという事です。特にレースタイヤとかでなく普通のツーリングタイヤにしても予想以上にグリップの限界は高い印象があります。
しかし特にバイクの場合、フロントタイヤがロックしたら転倒の可能性は非常に高いですしそこまでリスクを負ってフルブレーキをする事は無いんじゃないかと思います。
また100キロ程からのフルブレーキングはほんの一瞬で終了します。私のフルブレーキングのイメージですが、200キロ以上からフルブレーキングをしてその状態が数秒続くような状態かなと思います。それにしてもロック寸前のギリギリのフルブレーキはあまり得策ではないんじゃないかなと思っています。
やはりフルブレーキングはパッシングのテクニックと割り切った方がいいんじゃないでしょうかね?
レースでは速くなくても人より前にいる事が重要ですからね。
速く走る為のブレーキングで限界ギリギリのフルブレーキングはあまり望ましくないと思うのです。実際私もサーキットでなかなかタイムが伸び悩んでいた時、一生懸命ブレーキングのタイミングを奥にずらしフルブレーキングをしていたのですが、一向にタイムが伸びなかった経験があります。それどころかタイムは落ちる一方でした。
ブレーキングはスピードコントロール?
ブレーキングは基本的に速度を減速させるための行為です。(ほんとはそれ以外にもいろいろと役割はありますが)
ただ速く走ろうと思ったらブレーキを減速と考えるのではなくスピードコントロールと考えたほうが利にかなっているなと思うわけです。
スピードコントロールだから減速じゃないのか?と思うかもしれませんが、減速には違いないのですがコーナーを最速で走り抜ける為のスピードに調整するといった考え方です。
これは似て非なるものです。もちろん速く走るのですから出来る限り短時間で減速する事は基本にあるのですが、ブレーキングの段階でコーナー入口のリーンする瞬間からアクセルオンのイメージを持っておくことです。減速の段階から次の加速の事の方に重きを置いてスピードをコントロールする感じでしょうか?
タイムが大きく縮まる瞬間
ある事でサーキットでのタイムが大きく縮まった事があるのですが、それはコーナーリング中のアクセルオンのタイミングでした。
多くの人はコーナーリング中はアクセルオフかアクセルをあてていてもパーシャルの場合が多いでしょう。もちろんそれが最適なコーナーもありますが、コーナーのより早い段階でアクセルをあけていけるかがタイムを縮める鍵になると思います。
これはブレーキングにある程度余裕を持たせることで、可能になってきた感じがあります。余裕を持たせるというよりもちょっと早く減速しすぎたかな?くらいのブレーキングの方が結果的にタイムが速い場合が多かったのです。
つまりコーナーの初期段階のスピードが少し遅いくらいの方が余裕も生まれるし早くからアクセルをあけていけるようになったんです。多くの人がコーナー後半でバイクが起きてきてから加速をしだすと思いますが、もっと手前のバイクのバンク角が一番深いところかその少し前くらいから徐々に開けていきます。バイクはかなり寝ていますのでアクセルコントロールは慎重にしないとすぐにスリップダウンしてしまいますが、その走りが出来るとタイムは大幅にアップすると思います。
その先にはアクセルで曲げていく方法や、ハンドル操作でさらに積極的に曲げていく方法がありますが、この領域は結構上級者的なテクニックだと思いますので、これ以上はここでは話しませんが練習するにしても慎重に少しずつ試してください。
とにかく速く走る為には上記のような事が重要でありそのためのスピードコントロールとしてブレーキングがあるんだと考えると良いと思います。
速く走る為には、あまりブレーキングを頑張りすぎるのは良くないですね!
チューニングパーツについて
最後にバイクのチューニングとして一言なんですが、サーキットにいって200キロ以上からのフルブレーキングを繰り返すとスーパースポーツタイプのバイクでもブレーキは簡単にフェードします。ですのでブレーキパッドだけはレース対応品に交換する事をした方が良いと思います。
まさにレーサーといってもいいくらいの高性能なスーパーバイクですが、コストの関係なのかブレーキパッドはサーキットレベルには対応していないと思った方が良いと思います。あれだけのバイクなんだからパッドもレース対応品を標準としたら良いのにと思うのですが、色々な事情があるのでしょう。
私の経験から参考になればと思い書きますが、以前スズキの05モデルのGSX-R1000にのっていた時です。ブレーキパッドは純正のままでした。
サーキットのストレートで200キロ以上は出る様な中規模のサーキットでした。第一コーナーは70~80キロくらいで曲がるような感じだったと思います。ですからフルブレーキングで120キロ以上は減速する事になります。ペースを上げて5周か6周ほどでフェードしてしまい減速しきれずにコースアウトしました。もちろん転倒してです。
なんだかブレーキのフィーリングがおかしいなぁとは感じていたんですが、気付いた時にはもう遅かったです。タイヤをロックさせるぐらい強く握ってもほぼ減速しませんでした。ほんとにパッドに油を塗ったかの様になるんです。
ですからサーキットに行くときはブレーキパッドの強化だけはしておくことをお勧めします。
ただこれは200キロ以上からの減速を繰り返した為であってもっとスピードが低ければノーマルパッドでも十分対応可能だと思いますけどね。
今回は以上になりますが、スピードを追求するという事はリスクを負う事でもあります。
私は今まで幾度も転倒を経験していますし、その度に修理にお金がかかっています。ハイサイドで飛んだこともありますし怪我もしたこともあります。
幸いにも大きな怪我はありませんが、とにかく安全は第一に考えるべきです。そこをしっかり守ればモータースポーツライフも楽しい物になるでしょう。
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