EA（エレクトロニックアーツ）の認識ではゲーマーと言う言葉は時代にそぐわない古びれた言葉らしいです。

エレクトロニックアーツとはアメリカの大手コンプューターゲーム販売会社です。

そこの幹部によるインタビューから出てきた言葉の様です。

以下引用文です。

自身を“ゲーマー”と称するプレイヤーの割合が14%と極めて少なく、女性に限ればその値は6%にまで下がるという調査結果に言及し、「ゲーミングはメディアや業界だけのものでなく、双方向のやり取りが可能な事象となりました。今やプレイを通じてインテリアデザインや『ブラック・ライブズ・マター』などの社会運動、性自認の問題にもアクセスが可能です」と話す。

この部分だけ切り取っての判断はなかなか難しいですが、いわゆるゲーマーが自身の事をゲーマーと言わないと言うのは感覚的にわかる様な気がします。

何を持ってゲーマーというのか？ですが、私の感覚では単にゲームをやる人ではなく、物凄くやり込んでるその道の専門家的なイメージはあります。

しかし普通にゲームをやる人といわゆるゲーマーとの境界線はあまりなくなってきているのかもしれません。

趣味は音楽という人、サッカーが好きな人とゲームが好きな人とはなんら変わりがないといった認識を示している様です。

ゲーマーという言葉でくくる事は将来的に視野を狭くする可能性があるといった事が言いたいんだと思います。

今はゲームをやる人の垣根はほとんどありません。ビジネス的にも市場規模を狭めるかもしれない「ゲーマー」と言う言葉を嫌うのも納得がいきます。

ゲームの役割はなんなのか？

プレイする側の私達でもゲームの役割や可能性の認識は変わってきていると思いますが、ゲームを作る側からすると今と昔では大きく異なるだろうと思います。

思いつく事としては、ゲームを通じての宣伝広告にあると思います。

今も昔もですが、良い物があっても人に知ってもらわないと世の中に無いのと同じで宣伝広告の基本的な考え方は変わらないと思います。

ただ宣伝広告の手法は大きく変化してきました。

最近ではあまり見かけませんが、飛行船を飛ばして宣伝する手法は昔はよくありました。テレビも宣伝広告でなりたっていると言ってもいいわけです。

広く一般に知ってもらう為の企業活動は経済活動の原点といえるのかもしれませんね。

そんな宣伝広告の手法ですが、今ではインターネットやSNSを積極的に利用していますね！

その手法の一つにゲームを活用する事が当たり前になっています。

ゲームとは関係の無い企業が積極的にゲーム業界と関わりを持つのが普通になっています。

ゲーム企業とのコラボレーションで誕生した商品も沢山あります。

印象的だったのが、ゲーム内の回復アイテムでカロリーメイトが出て来たりする事もありました。ゲームをプレイして回復アイテムでカロリーメイトが出てきた時は単純に面白いなと思いましたが、宣伝効果しては非常に大きいだろうなとおもいました。

以前はゲームはゲームで切り分けて考えられていたような気がしています。

しかし今では現実の世界と切っても切り離せないような感じです。

例えば野球ゲームでもサッカーゲームでも実在の選手が登場しますよね？そこには色々な難しい事情があるとは思いますが、以前はゲーム内で実名はなかなか使えなかった筈なんです。使用許可が取れなかったのか、とる気がなくゲームはゲームとしての割り切りがあったのか、また名前を提供する側が相手にしてなかったのかわかりませんが、そんな時代がありました。

この様な宣伝手法を好まない企業もいるのか、何か他の事情があるのかわかりませんが、グランツーリスモという実在する車でレースをするゲームがあります。世界中のメーカーの車が登場します。今考えると使用許可を取るだけでも大変な作業だったろうなと思います。そんなレースゲームにフェラーリがなかったんです。今はわかりませんが‥

フェラーリこそ登場してほしい筆頭のメーカーであろう事は容易に想像がつきますが、いろんな事情があるんでしょうね？

ゲーム企業とその他の企業の力関係が入れ替わってるんじゃ無いでしょうか？今では積極的にゲームメーカー側に売り込んでいるんじゃないでしょうかね？

他のブログでも話しているのですが、世の中の最新技術は軍事目的の次にゲームに使われると言われています。いずれ既存技術となる為の媒介となっている。ゲームにはそんな役割もあるような気がしています。