ギターの基本テクニックを別角度から見直してみよう！

タイトルにあるギター天竺を目指す！ですが、ギターのテクニックを一つずつ 見直しギタリストとしてさらに磨きをかけたいなということで シリーズ化してみたいと思います！

なぜ天竺を目指すのか？

天竺とは昔のインドのことですが西遊記では 三蔵法師 率いる孫悟空たちが 天竺を目指していましたね？ 

その西遊記になぞらえてギターのさらなる高みを目指すという意味合いを込めて 名付けました！

またギターと言っても ここでは主にエレキギターの事と思ってください。エレキギターはアコースティックギターと違い ギターとアンプ 、場合によっては エフェクター も一式で1つの楽器という性質がありますので機材の話なんかもしていくかもしれません。

これは基本的に自分自身に向けているのですが 技術を高めようと思うと 人に教える事をすると自分にとって非常に ためになるという経験からです！

結局のところ ギターテクニックはその人にとって 合う合わないが当然のようにあります。あくまで私の自分勝手な基準や 練習法 、テクニックだったりするので最後には　“知らんけど”　という言葉がどうしてもついてしまいますが参考になる人もいるかもしれません。そんな気持ちで見ていただけたら幸いです！

はじめに ギタリストとしての私を簡単に紹介します。ギターをやり始め 35年になりますが究極のギタリストにたどり着くことは一生ないかもしれません。どれだけ上手になってもこれで良いという場所にはなかなかたどり着けません。つまり ここで言う天竺には 一生行けないということになりますねぇ…ただ少しでも近づきたいという気持ちは常に持っています。

自分で言うのも何ですが 35年も ギターを弾いていると最近はやっと思うようにギターが弾けるようになってきたという感覚はあります。

ギターに限らず何でもそうですが ある程度 経験を重ねると、自分が挑戦しようとしていた世界の大きさに気づくんですよねぇ…そして その壁を乗り越えた時にあれ？ なんとなく ギターが弾けるようになってきたかなぁと少しずつ思ってくるものです。

そんな私が ギターの基本的なところに立ち返り 別角度から見直してみようという企画 なので、初心者向け というよりは 中級者以上の方にしっくりくる 内容 なんじゃないかなと思っています！

基本的には テクニックはもちろん 理論的な部分、イメージの仕方や考え方から色々 触れていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。

ジャンルに特にこだわるつもりはありませんが 私が得意としているのは ロックからヘビーメタルのギタープレイになりますが、ジャズ 的なアプローチも メタルのギターにうまく取り入れたいという思いもありますので 理論的な部分も出てくると思います。

今は優秀なギター教材や映像なんかが簡単に手に入る時代です。なので他ではあまり触れられることがないであろう 別角度の視点から捉えられるよう意識したいと思っています。

基本中の基本のピッキングに注目！

ピッキングする為にはピックが必要ですよね？

今回はピッキングよりピックそのものと、ピックの持ち方について考えたいと思います。

まるで初心者向け教本のはじめの1歩のような話かもしれませんが、改めて注目してみると、なかなか深いものがあります。

まずはピックの種類について考えてみます。

ピックの形状で一番多いと思われるのが、ティアドロップ型と呼ばれるものでしょう。

それぞれわずかな形の違いはあれど大体この形ではないでしょうか？

ピックは先端の形状と厚みの2つの要素が音に与える影響が大きいです。いろいろなピックを用意して弾き比べてみるとよくわかるのですが、先端の形状が尖っているほどブライトネスで、丸みを帯びているほど高音域が少ない傾向にあります。またピックの厚みですが、厚いほどミドル、ベースが際立ち、薄くなるに従ってミドル、ベースが少なくなる傾向にあります。

私が好んで使用しているピックは、シェクターのピックでティアドロップ型の中でも少し小さめになります。厚みは1.2ミリを使っています。同じシェクターのピックでも、1ミリと1.2ミリを比べてても明らかな違いがあります。

右側のピックが私が使用しているピックです。通常の大きさのピックは左側のピックなので少し小さいのがわかると思います。まあピックに滑り止めの白い粉がついていたりしますね！

自分の出したいトーンを得るために、ピック選びは意外にも重要な要素だったりしますので、いろいろ試してみることをおすすめします。

ピックの持ち方について

まず大前提として、自分にとって良い音を出せると言うことが目的であって良い音を出せているのであれば、ピックの持ち方やフォームに関してはあまり気にしすぎるのは良くない事を念頭に置いてくださいね！

私の経験上、ピックの持ち方で大きく影響が出る弾き方は速弾きになります。当然コードカッティングもピックの持ち方を変えたりしますが、速弾きが1番影響が大きいと思うので、速弾きに焦点を当てたピックの持ち方をお話しします。

特別な持ち方をしてるわけではなく、普通に人差し指にピックを乗せ、親指で押さえると言う基本的な形です。ただ人によって違いが出るのはピックを持つ深さじゃないかなぁと思います。

私はかなり深く持っています。この持ち方で弾くと、稀に人差し指先端が弦に触れることがある位の深さです。

赤いラインがギター弦だとすると人差し指が弦に触れそうな事がわかると思います。

速弾きは、ピック先端のコントロールが非常に重要です。同一弦上をオルタネートするだけでなく、弦移動にもピック先端のコントロールはとても大事になります。

私は以前ここまで深い持ち方をしていなく比較的浅めに持っていました。その方が、ピック先端の可動域が広くよりコントロールしやすいんではないかと思っていたからです。しかしこの持ち方だと指先の動きにピック先端の動きがダイレクトについてきにくいんですね。

速弾きのスタイルもそれぞれあるのですが、私は基本的な手首のスナップに重きを置いたスタイルだと思っています。とは言え指先の屈伸の動きも混ぜているので、指先の動きにピックの先端がダイレクトに反応してくれないとうまくコントロールできません。

なかなか文字だけでは伝わりきらない部分が多いと思いますが、速く細かいフレーズを弾くには、ピックを深めに持った方が有利な場合が多いと思います。音にしっかり感も出ますし、指先の屈伸がダイレクトにピックに伝わるはずです。

ギターが上達するにしたがい、自分のスタイルを変更してきた人もいるんじゃないでしょうか？

いつもそうですが、慣れるのには時間がかかります。

私の経験上ですが、やり方を変えたほうがいいんじゃないかと思い、変更しやっぱり元に戻すと言うこともありますが、大半は変更したほうがよかった場合が多いです。

ある程度経験を重ねるとやり方を変えたほうがいいんじゃないか？なんて言う気持ちになるかもしれませんね？それはあなたが今まで培ってきた経験がそう思わせるんだと思うんです。きっと試してみる価値はあると思うんですよね？ダメだったら戻せばいい！

いろんなトライ&エラーを繰り返し上達していくものだと思います！皆さんはどんなピッキングをしているでしょうか？

さて、次回はピッキングの仕方やフォームについてに触れてみようかなと思っています！

ここでも、ほかではあまり触れられてこなかったような角度から分析したいと思っていますので、楽しみにしていて下さい！

それでは良いギターライフを！