ギター材の現状
ギター材を意識するようになったきっかけ
私はギターを弾くようになってかれこれ30年以上経ちますがギターの材 質についてはそんなに意識してきませんでした。しかし近年ギターの材質について意識するようになったきっかけがあったのでお話ししたいなと思います。
自分のオリジナルギターを作る
ギターを長いこと弾いていると自分のスタイルというものが確立されてきて、当然ギターに対するこだわりも強くなります。そうなると市販で売られているギターでは満足できない時があるのです。となると自分でオーダーして世界にひとつだけの自分のギターを作るしかないわけです。
ギターを作るとなると決めなきゃいけない部分はいろいろあるわけなんですが、まずはじめに基本となるのが材質になります。
ギターは基本的に木材で出来ていますので、どういった種類の木材を使うかそこから決めていくことになります。今まで知識として材質による音の違いがあることも分かってましたし大体の傾向も把握はしていました。しかし今までは買ったギターの材質がたまたまメイプルだったりだとかアルダーだったりとかしただけであって、材質にこだわったギター選びというのを特別にしたことはありませんでした。
しかし自分でギターを作るとなると材質選びから悩むものです。そんなきっかけがあり木材と向き合うことが近年多くなったわけです。そこで木材について、ギターによく使われる材についての現状を色々と話していこうかと思います。
木材の現状
木材のことを簡単に材と呼んだりしますが、今と昔ではだいぶ事情が違います。木材は世界的に枯渇状態にあると言っていいでしょう。ギターを作る上で品質的に満たしている材という意味です。実際に世の中から木がなくなっているのか?といえばそれはよく分かりませんが環境を守るためだったりとか色々な事情が絡んでのことだと思います。
材の枯渇について、ギター界の事情というのを知っておいた方がいいかもしれません。
世の中で木材というのはあらゆるところで使われています。一般の方が木材と言うと身近なものとして何を思い浮かべるでしょうか?
家だったり家具というのが一番初めに思い浮かぶのではないでしょうか?
そうなんです。木材があればまず何に使うか?を考えればわかってくると思います。ギター界で使われる木材というのは、余ったら少しまわしてあげるねぇ程度のものなのかもしれません。その限られたものの中からより質の良いものを選ぼうとするとなかなか良いものが無いという事情があるのです。ですから数年前に比べると木材の値段はとても高くなっています。
私が少し前にオーダーして作ったギターですがボディの表面に化粧板を貼る仕様にしているのですが、その数ミリの板だけでも良いものを選ぼうとするとそれだけで結構いいギターが買えるぐらいの値段はします。
ここまで良い材が手に入りにくい時代ですから、これからは木材ではない何か違う材質を使ったギターも世の中にたくさん出てくるんではないでしょうか?
木材じゃないといけないのか?
ギターを構成する材は木材じゃないといけないんでしょうか?そんな疑問が湧いてきそうです。
ギターは弦を振動させその振動が音となるわけです。正確に言えばもう少し工程はあるのですが。
ですから弦がしっかりと振動できるための土台があればとりあえず音は出るはずです。ただ音の善し悪しを考えるとなかなかそう単純な問題でもないようです。材の質量や密度、色々なものが絡み合ってギターの音になってます。木材でも木の種類が変われば音も変わると言われています。なかなか難しい問題がそこにはあるようです。
材の違いや音の違いまで追求して話をしていくと、ものすごく奥が深いので今回はこの辺にして、また次回関連した話をしていけたらいいなと思っています。
また次回お楽しみに!
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